「あいつは自分の運命に最後まで抗おうとしている。その運命がどれだけ大きな存在であるのか知っていてもな・・・」

冒頭は自分が書いたくせに妙に印象深い台詞です。という訳で長かった二部はここで完結です。何も考えなしに走り出したこの小説。そして今回の第二部では一つの課題を自分で勝手に加えました。それは『創作』というものです。第二クールは上級アンデッドが大量に出て、かつ本編後半と比べて盛り上がり要素が少ないと勝手に思いならば手を加えてみよう。そう思った結果でした。そして結果の程は個人の見識に任せますが是非ともコメントを貰いたいと思う次第です。第一部と同じように改めて読者の方々には感謝の言葉を。

創作3話、またの名をEx storyの話を少しだけ。どの話もいつかは書こうと思っていました。虎太郎の話はいうまでも無く、特に剣崎君の過去の話は楽しみにしていました。正直な話、もっと橘さんが先輩として出ていた予定だったのですが色々と尺が足りなくて没になってしまいました。それと、中でも変わっている3話目でしょうか。これの裏話をさせていただくと実は『了』という人物は登場予定がちゃんとありました。本来なら第三部でカテゴリーKとして出てきてほしかったのです。しかし・・・やはりこれにも困難が付き纏い、たこ焼きに心奪われた謎の存在としての登場になりました。

さて次の話となる第三部ですのことを書こうかと。ここからの話は正直私も非常に楽しみにしています。物語がフルスロットルで動き出す第三部では剣崎君と始が中核をなしています。敵対するものの存在や、切り札の登場、個人的にテンションが勝手に上がり続けています。

運命に抗い続ける4人の男達。今年から大学生である私も彼らを見習って頑張りたいところです。そして第三部の方もよろしくおねがいします。

作者 東人